山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
担当教官
ディジタル信号処理演習
塙  雅典
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
262051 1 ES 3 前期 I
[概要と目標]
本演習では「ディジタル信号処理(時間割番号262050)」の講義の進展にあわせて、関連する演習を行う。ワークステーション上で様々なディジタル信号を自ら信号を処理する演習を通じて、ディジタル信号の取扱方法に習熟し、ディジタル信号処理技術への理解を深めることが本演習の目的である。また演習を通じて電気電子システム工学科の学習教育目標の中の「基礎学力」「コミュニケーション」「継続的自主的な学習」能力を身につけることを目標とする。学力の養成は当然のこととして、課題の遂行を通して、継続的自主的に学習する能力を養成し、レポート作成を通じて他者との論理的・科学的なコミュニケーション能力を養成する。
[必要知識・準備]
C言語によるプログラミング技術とUNIX系オペレーティングシステムの操作(基本操作だけでなく、グラフ作成やレポートの作成)が必要となる。MATLABやgnuplotなどのソフトウェアも自由自在に扱えることが望ましい。これらについては講義中では一切解説しないので、あらかじめよく習熟しておくこと。
[評価基準]
課題毎にレポートを課し、各レポートを10点満点で評価する。全レポートの平均評点が6点以上の者を合格とする。課題の要求項目を満たしていない場合や、他者の提出したレポートと類似のものが提出された場合には両者とも未提出扱いとするので注意すること。
[教科書]
  1. 講義と共通のテキスト(以下)を使用する。
    http://www.ics.es.yamanashi.ac.jp/~hanawa/dsp
[参考書]
  1. James H. McClellen, M. A. Yoder, Mark Yoder, DSP First: A Multimedia Approach, Prentice Hall, ISBN:0132431718
    (これ以外にもディジタル信号処理に関する良書が多く出版されているので、必要に応じて随時紹介する。)
[講義項目]
1. アナログ信号のディジタル表現
- アナログ信号とディジタル信号
- サンプリングとエイリアシング
- サンプリングとエイリアシング〜その2
- スペクトル表現

2. ディジタルフィルタ
- 離散時間システム入門
- 線形時不変システム
- FIRフィルタの周波数特性
- FIRフィルタの周波数特性(2)
- Z変換入門
- システム関数の極と零
- システム関数の極と零(2)
- IIRフィルタ

3. スペクトル解析
- スペクトル解析